ERA イー・アール・エーと読む Explosive Reactive Armourの略称 
リアクティブアーマーまたは爆発反応装甲とも言う


解説                  総合索引
 イスラエルにより実用化された、HEAT弾防御用増加装甲。

 シート状爆薬を内蔵した鋼鉄製の箱をボルトで装甲板の外側に装着する。HEAT弾の超高速ジェット流が、この箱を貫通する際に、爆薬が爆発、鋼鉄板をはじき出し、ジェット流の進行を妨害、装甲板を防御する。
 シート状爆薬は小火器や砲弾の破片が貫通しても爆発しない。ERAはHEAT弾頭を使用した、対戦車ミサイル・ロケット弾に有効である。
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 運用上の制約を以下に示す。

  • 一旦爆発すると、防御力は無くなる。
  • HEAT弾を二重に装着した、タンデム弾頭には対抗できない。
  • 対戦車戦闘で主に使用されるAPFSDS弾に対しては、ほとんど無力。
  • 爆発する際、付近にいる歩兵に被害をおよぼす可能性あり。
  • 火薬を内蔵しているため、平時には安全管理上、装着が難しい。

参考文献

火薬のはなし 久保田 波之介著 日刊工業新聞社
現代戦車のテクノロジー 日本兵器研究会編 アリアドネ企画
雑誌Panzer
AMMUNITION FOR THE LAND BATTLE  P R Courtney-Green Land Warfare: Brassey's New Battlefield Weapons Systems and Technology Series Volume 4  Brassey's

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