EFP Explosively Formed Projectile爆発成形弾の略称、
SFF Self−Forging Fragment自己鍛造弾とも呼ぶ


解説               総合索引
 戦車などの装甲車輌を、装甲の薄い、上面や底部から撃破する兵器に使用されるノイマン効果を応用した爆発技術。
 
 鋼鉄、タングステンなど、強度・密度の高い金属製皿形ライナーに高性能爆薬を装着して、起爆すると、爆発の衝撃波で金属が弾丸形状に成形されて、秒速2000〜3000mで発射され装甲を貫通する。この現象をミズネ・シャルダン効果と呼び、空中散布子弾や地雷などに使用される。
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特徴としては、HEAT弾の様に厳格なスタンドオフ距離が要求されない。有効距離は100m以上、貫通孔の直径はHEAT弾より大であるが、貫通力はライナーの口径と、ほぼ同一で、HEAT弾に劣ることが揚げられる。

                        2004年3月6日改訂


参考文献

イラストで読むハイテク兵器のしくみ(財)防衛技術協会編 日刊工業新聞社
火器弾薬技術ハンドブック(改訂版)弾道学研究会編 防衛技術協会
火薬のはなし 久保田 波之介著 日刊工業新聞社
EXPLOSIVES,PROPELLANTS & PYROTECNICS  A Bailey & S G Murray  Brassey's
AMMUNITION FOR THE LAND BATTLE  P R Courtney-Green Brassey's
MILITARY BALLISTICS  G M Moss他  Brassey's



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