ＭＲＳＩ

ＭＲＳＩ　Multiple Round Simultaneous Impactの頭文字を取った略語　日本語に訳せば、多数砲弾同時弾着

解説　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　総合索引

　多数の砲弾を、特定の地域に、ほぼ同時に弾着させる射撃手法。主に榴弾砲や迫撃砲などで使用され、同時弾着射撃またはＴＯＴ(ティ・オー・ティ：ＴｉｍｅＯｎＴａｒｇｅｔの頭文字を取った略語)とも呼ばれる。
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　本方式の利点は、目標に退避する時間的余裕を与えることなく、多数の砲弾を同時に弾着させ、砲弾の破壊力を最大限に引き出す点にある。間隔を空けて多数の砲弾を弾着させる場合に比べ、相手方に大きな損害を与え、指揮系統にも混乱を引き起こす。　
　
　　従来は、複数の砲により、弾着時刻を秒単位で合わせて射撃する方法が一般的であったが、自動装填装置、モジュラー式装薬の開発、射撃統制装置の高度化により、１門の砲でも素早く射角を変えて砲弾を発射することで実現可能となった。　
　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１２年９月１４日制作

参考文献

日本砲兵史　陸上自衛隊　富士学校特科会　原書房
防衛省規格　火器用語(射撃)　防衛省
FIELD MANUAL No. 6-40 Tactics, Techniques, and Procedures for THE FIELD ARTILLERY　MANUAL CANNON GUNNERY U.S Army
Single Gun,Multiple Round,Time-on-target Capability for advanced Towed Cannon Artillery Timothy M.Kogler Army Reserarch Laboratory

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